玄米にはウイルスの増殖を抑制するタンパク質がある
1991年2月11日の日本経済新聞は「ウイルスの増殖抑制 − 米の中に蛋白質」の見出しで、次の記事を掲載しています。
東京大学農学部の荒井綜一助教授らの研究グループは、米の中からウイルスの増殖を抑えるたんぱく質を発見した。
ごく微量で効果があり、副作用の心配はない。
熱に強いたんぱく質で、米を炊いても効果は変わらない。
研究グループはこのたんぱく質を大量に含む米を開発して、寄生虫や感染症にかかりにくいイネにしたいとしている。
このたんぱく質は『オリザシスタチン』と呼ばれ、米の中に0.3%ある。
ガラス皿の上で下痢や発熱の原因となるポリオウイルスを使って実験したところ、1ミリリットルあたり5マイクログラム(マイクロは百万分の一)という濃度でもウイルスの増殖を抑えることができた。
熱にも強く、摂氏百度で30分間処理しても効果に変わりはなかった。
米粒の中にまんべんなくあるので、精白しても無くなることはないという。
このたんぱく質は、ウイルスなどに含まれるたんばく質分解酵素の働きを阻害するため、ウイルスは増殖できなくなる。
ヒトにはこの酵素はないので影響はない。
このため、米を食べたとき、消化器の中にいるウイルスだけに効果があるようにできているとしている。
また米に感染する病原菌や寄生するコクゾウムシなどの昆虫にも効果が期待できるので、このたんぱく質を大量に含む米ができれば、病気や寄生虫に強いイネとなる。
小さな短い記事ですが、重要な内容です。
私も家族も玄米食になって以降、風邪をはじめとして病気を患うことはなくなりました。
風邪気味でも、玄米ごはん少量をよく噛んで副食も少なくしていると、すぐ治ってしまう。
玄米がゆでも、玄米クリームでも、玄米スープでも、みな癖著な効果があります。
お米に、なぜ、そのような力があるのか、その理由のひとつを荒井助教授らの研究グループが発見したのです。
米に含まれる「オリザシスタチン」という蛋白質が、ウイルスの増殖を抑えるはたらきをするというのです。
玄米を食べていると病気にかかりにくくなるのは事実ですから、カゼのウイルスにせよ、その他のウイルスにせよ、からだにわるい不要なウイルスの増殖を抑制し、排除する成分がお米に含まれているのはたしかです。
「オリザシスタチン」のほかに、まだまだたくさんのスバラシイ成分があるはずです。
それらは体内にはいってのち、体内生理との共同作業で変幻自在の変化や転換をします。
たえず変化しているために、普通のことではその効能をとらえきれないのです。
この「オリザシスタチン」にしても、体外と体内とでははたらきや効果は、かなりちがうはずです。
このタンパク質が十分に活動できる環境に体内全体が整っていれば、ガンウイルスでも、エイズウイルスでも、おそれることはありません。
「オリザシスタチン」で手に負えなければ、これに代わる抗体物質がかならず生成されるはずです。
お米には、そうなる成分が十分に、それこそ人知ではかりえないほど、仕組まれているのです。
荒井助教授たちが発見した「オリザシスタチン」が、いかに優秀なウイルス増殖抑制タンパクだとしても、これが十分に力を発揮できないほど人体生理が汚濁して無秩序状態に陥っていれば、期待の効果は得られません。
お米の成分が十分な効能を発揮するのには、お米の正しい食べ方による人体の秩序が整えられていなければなりません。
正食法の重要さのゆえんです。
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