はしかにみる植物性食と動物性食
野生の肉食動物や、牧畜民の食生活の秩序づけや、母乳の生理の核心は、動物性をいかに植物性化して宇宙法則に適合させるかにあります。
動物は植物によって養われるという原理原則の遵守志向にはかならないといえます。
ところが現代日本人の食生活は、この原理原則を大きく踏みはずしています。
その一例を「はしか」に観ることができるし、「はしか」が警告しているともいえます。
動物性食が少なかった頃の「はしか」は、比較的に単純明解な生理現象でした。
お米か雑穀が主食で、野菜と海草と大豆程度を副食として、時々少量の魚貝類をごちそうとした郷土食時代は、「はしか」は健全な生理現象でした。
「はしか」の洗礼をうけることは、丈夫に育つことのしるLでした。
母親から母乳を通して入った動物性成分が、これによって最終的に排除排泄されて赤ちゃんの体質が浄化されるのですから、こののちはいちだんと丈夫に健康に発育成長できることになります。
「はしか」は母乳によってもちこまれた動物性栄養成分排除の生理現象であることを理解しておく必要があります。
乳幼児の健全な生理は、自分の直親の母乳に含有された過剰な動物性成分をも「はしか」現象によって排泄しようというのに、明治以降の栄養学と医学と、ハイカラを自称する才知に長けたがる母親たちは、自分の母乳よりももっと縁遠い牛や山羊の乳とか、卵だとか肉とか魚とかの動物性食物や食品を摂りこんで、自分はもとより赤ちゃんのからだを汚染するわけです。
この100年、とくに戦後の50年間に、私たちの食事は動物性が多くなり、しかも多種多様になりました。
そしてこの頃から、「はしか」も複雑怪奇の症状を呈しはじめることになります。
食事の乱れとともに、排毒症状は次第に複雑重症化し、小児マヒや日本脳炎やアレルギー体質からアトピー性皮膚炎や暗息など、顕著な例症です。
日本という気候風土での生活では、単純明解な「はしか」で済む範囲内の食生活が正しいのです。
母乳内に含まれた過剰な動物性成分を数日の発熱によって排毒しきれる、その程度の食生活でなければならないのです。
いまや栄養学と医学という名のもとに、動物性食物と食品が日常化して、生体本能を狂わせてしまった。
現代は、母子の生体本能を強制的に狂わせる食生活時代であると、「はしか」は語っています。
「はしか」を病理としてしか扱わない医学と栄養学の欠点が現われています。
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