赤血球中のナトリウムとカリウムの比率は、なぜ1対5がよいか
地球の自然生態系(以後、地球生態系と表現する)は、遠心力と求心力のバランスによって成り立っている。
これは私がこと改めて述べるまでもない事実です。
結論をさきに申せば、ナトリウムとカリウムは血液中の求心性力と遠心性力のバランス(釣りあい)を表現する代表的な象徴ミネラルである、ということです。
ほかにも指標となるミネラルバランスはいくつかあります。
それらの中で、ナトリウムとカリウムは、もっとも求心性力と遠心性力のバランスを象徴します。
地球が、緑の生命衛星として存在できるのは、宇宙の求心力と遠心力のバランスにかかっている。
このバランスに異変が生じたら、たちまち生態系に大変事が生じる。
この二つの力が宇宙の秩序を保っているから、地球も地球の万生万物も生存していられる。
求心力と遠心力のバランスは、万物の生命与奪権者であり生命規制者である、といえましょう。
それでは、求心力と遠心力の秩序とは、いったいどういうものなのでしょう。
これはまさに、天文学者や物理学者など、宇宙生命物理や理論を専門とする学者・研究者の証明分野です。
しかし人間の健康に関連した求心力と遠心力の研究学説におめにかかっていませんので、私見を述べるしかありません。
たとえば、地球の大気圏外へ宇宙ロケットを発射するには、求心力を1とすると、それに対抗する7倍以上の遠心推進力を必要とする、といわれます。
無重力圏へ地球から物体を運び出すのに、求心力1に対抗し突破する7倍以上の遠心力が必要である、ということです。
地球が太陽系の現状軌道を規則正しく運行できるのは、全宇宙の地球に対する求心力と遠心力のバランスが平均して1対6に規定されている、このバランスによる小宇宙と称される人体もこの規定に随順する。
人体も、もののみごとに、この二つの力に規定され、支配されています。
求心性と遠心怪の力とは、どのような特徴なのか、その主だったいくつかを観察してみましょう。
求心性とは、文字どうり、外部から中心とか内部へ、外から内へ向かぅ性です。
それゆえ求心性力とか求心力とは、内なる中心へ向かう力をいい、遠心怪力あるいは遠心力とは、内から外へ向かう力ということになります。
求心性力とは「凝集圧縮」に、遠心性力とは「膨張拡散」に象徴される。
ナトリウムは求心性力の、カリウムは遠心性力の代表的ミネラルです。
なぜなら、ナトリウムは縮ませたり、熱を閉じこめる特性があります。
カリウムは拡げたり伸したり、熱を開放したり、冷やす特性をもつミネラルです。
健康な赤血球の求心性力と遠心性力の比率は1対5というのは、人体において赤血球が最高に機能を発揮するのには、ちぢむ力とひろがる力のバランスが1対5の時に、もっとも好ましい理想的な状態になる、ということです。
人体は呼吸せずには生きられません。
ということは、細胞は呼吸せずには生きられないことを物語っています。
細胞に呼吸をさせているのが赤血球です。
赤血球のはたらきはこれだけではありませんが、赤血球は細胞に酸素を運搬し、炭酸ガスを搬出するという基本使命をはたすと同時に、赤血球そのものが人体を構成し機能させる最大の生命素子でもあるのです。
赤血球の状態いかんによって、人体の状態や体質のいかんがきまる。
たとえば、ナトリウムとカリウムの比率が1対7とか、1対7以上に遠心性(陰性)が優勢になったとします。
赤血球は「膨張拡散」の性質が優位になりますから、この赤血球によって形成される細胞や組織は、その組成形態も機能も総じて膨張拡散の性向となり、ゆるみ、たるみ、ふとり、ひえる、などの体質を現わすことになる。
それに応じた疾患や病症が生じやすく、気質も陰性に傾いたものとなります。
これとは逆に、ナトリウムとカリウムの比率が1対3とか、1対2などと求心性(陽性)が優勢になると、陽性特有の体質や気質、疾病が発現してくる。
1対5という比率は、「凝集圧縮」力と「膨張拡散」力の理想的調和(中庸)のとれた比率であると理解できます。
人体の健全な恒常性の根本は、赤血球のナトリウム・カリウム比の健全な調和性にある、といっても過言ではなさそうです。
赤血球のナトリウムとカリウムの比率の1対5は、人体という小宇宙の求心力と遠心力のバランスのモノサシです。
人体が健全であるためには、赤血球のナトリウムとカリウム比が1対五5であることが必要なる条件のひとつです。
石塚左玄は、当時の自然農法の玄米の成分の中に、これを発見しました。
この以前に、玄米と赤血球ではありませんが、玄米と人体が相似の関係にあることを江戸時代の医者でもあった思想家、安藤昌益(1703〜1763)は指摘し、解説しています。
『安藤昌益全集、統道真伝』(農文協刊)によると、「米粒は人間の諸要素をそなえ尽した一真である」と、米と人体(人間)が深い関係および相似の象にあること、端的な表現をすれば「ヒトは米の化身である」とまで表現しています。
石塚左玄は、人体をさらに踏みこんで、赤血球に米と人間(人体)の相似象を発見したわけです。
この二つのことからだけでも、玄米が人体および人間にとって欠くことならない食物かがわかるではありませんか。
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